Phytotherapy(植物療法)
Phytotherapy(フィトテラピー)とは日本語で植物療法、ギリシャ語のPhyto=植物、Therapy=療法を組み合わせた
言葉でヨーロッパの伝承療法です。植物が持つ薬理作用で体に備わる自然治癒力を高めてケガや病気を癒すもので、
日本で言うところの「おばあちゃんの知恵袋」もフィトテラピーです。
世界三大伝統医療と言われる、中医学、アーユルヴェーダ、ユナニ医学のようにその歴史は3000年とも4000年とも言
われていて、古代エジプト時代や古代ギリシャ時代から薬草は医術の中心だったことからも、その歴史の長さはわかり
ます。西洋医学の発達と共にその存在は薄れてきましたが、今の医療で使われている薬の原点はフィトテラピーで、
現在の医薬品の40%は植物からできています。とはいえ、医薬品では植物の有効成分を単体で取り出し利用しますが、
植物全体を使うフィトテラピーではその単体の成分の薬理効果だけではなく、その他の沢山の成分により相乗効果や
包括的にバランスを整える効果、毒性のあるものを和らげる等と薬剤とは違った働きをしてくれます。
フィトテラピーと現代の医療との大きな違いは、心と体のバランスを整えて自然治癒力を高めるサポートをしてくれる
というところです。フィトテラピーでは、その不調が、それまでの食生活や日常生活、ストレスなどが原因で起こる体
全体のバランスの崩れから起きていると考えます。バランスを取り戻すために必要な自然治癒力が引き出せるようなサ
ポートにハーブ等の持つ植物の力を借りて病態にならないように役立てます。
小さな不調に気づきケアするために、また、予防するために、ご自身やご家族のヘルスケアにフィトテラピー(植物療
法)をお役に立てて頂ければ幸いです。
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